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スタッフ対談【設計士×インテリアコーディネーター】「私たちが家づくりで大切にしていること」

2019.12.12

#エルクホームズのこと

 

 

PROFILE / 一級建築士 谷口 誠 × インテリアコーディネーター 中元美希

エルクホームズが徹底しているのは「完全オーダーメイド」の家づくり。

そのために、設計やインテリアコーディネーター(以下IC)、エクステリアプランナー(以下EX)、施工管理まで全ての業務のプロを自社内に揃えています。

プロが揃うことで家づくりにもたらされるメリットを、設計士とICの視点から解き明かしました。

 

 

 

中元 ICは他社だと外注になることも多いのですが、外注だと踏み込めない細部まで対応できる点がエルクホームズの大きなメリットだと言えます。
壁紙や床などを規格品や標準品の中から選ぶのも良いのですが、当社は自由設計をモットーにしているので、選べる範囲が広いのもポイントです。
設計士もEXも揃っているので、家の全体像を把握しながら、お客様の好みに合わせたインテリアを「これだ!」と思えるまで一緒に考える時間がしっかり取れるんです。お客様の希望を叶えるチャンスが増えるので、やりがいが違いますね。

谷口 壁紙ひとつでもしっかり話し合えるのは大きな違いですよね。
ハウスメーカーによっては設計士がICの仕事まで行う場合もありますが、ひとつひとつの色を理解し、幅広いインテリアのブランドを把握している専門家が社内にいる方が、お客様の選択肢はグンと広がりますから。

中元 エクステリアもそうですよね。外注に出さないから、家の中も外も同時進行でプランニングできる。

谷口 その通りです。例えば、庭でバーベキューをやりたいというご希望があった時、エルクホームズなら「そのための庭づくり」も一緒に行いますよね。庭の使い方にあわせて、家の中からの目隠しが必要かどうかというような細かなことも相談していただけます。家の間取りと外構を同時に進めるのはとても大事なことですが、外注だとなかなかそうは行きません。

-お客様の要望を、いち早くキャッチ-

中元 「庭でバーベキューをしたい」「映画鑑賞が趣味だ」というような話は、最初の打ち合わせでは出てきづらいところがありますよね。でも、それを聞いてこそできるようになることがあって。
ご要望がしっかり把握できれば叶えられる間取りやデザインが必ずあるので、ちょっとした雑談の中でお客様が言われることも、おろそかにしないよう気をつけています。

谷口 家づくりでは、まず営業担当者がお客様のご要望をヒアリングして、それをもとに図面を作成しますが、設計の段階でも、お客様がどういうものを望んでいるのかを引っ張り出せるよう心がけていますね。
私の場合だと、「部屋は何畳にしたいですか」という聞き方では実際の部屋の使い方までは見えて来ないので、「今、どんな暮らしをしていますか」と、生活スタイルから尋ねるんです。そうすると、今感じている便利や今後の希望のヒントが出てくるので。
エルクホームズの自由設計が前提にあって初めてできることですが、お客様との会話はとても大切ですね。


-全てのスタッフが窓口になれる-


谷口 納戸と思って作っていた部屋が、のちにご主人の書斎になったケースもありましたね(笑)。

中元 あれは雑談の中で、ご主人から「この納戸、僕が使うことになると思う」という一言が聞けたからできたことでした。そこで初めて「納戸ではなく書斎として設えて良いですね」という確認・修正が入れられる。部屋全体のプランの変更が間に合って良かったです。

谷口 部屋は用途によって変わるので、本来はそれに合わせて作り上げるべきだと設計側からは思いますね。だから気軽に雑談できる関係性が大切になってくる。
望まないものを提供しないよう、設計の途中で部屋の用途や造作家具の希望などが出てきた時は、必要な調整には素早く対応しています。
エルクホームズの「話しやすい相手に話せる」というスタンスは、お客様に向かって開いている窓口がたくさんあるということだと自負しています。

中元 「すべてのスタッフが窓口になれる」ということですね。情報の共有を素早くできる当社なら全体で連携してすぐに動けますから、お客様の安心感も高くなると思います。

谷口 互いの業務の距離感が近いからできることですね。ICからの意見で図面が動くこともよくあります。

中元 実際にインテリアを入れたらどうなるのかが一番見えているのはICですから、お客様の快適な暮らしのためにそこは妥協しません。照明の選び方一つで天井の高さを変えなければならない場合もありますし、遠慮なく意見を言わせてもらっています(笑)。

谷口 自分では気付けないところを、違う角度から見て気付かされるというのは大きなメリットです。


中元 ICも、設計士の頑張りが伝わる素敵な間取りだと、がぜんやる気が出るんです。こだわりの深い住宅ほど、見栄え良く仕上がる最善の提案を探りたいですし、そのためにできることは全部しようという気持ちになれます。

 



谷口 図面を理解した上でプランニングしてくれるコーディネーターが側にいるのといないのとでは、家全体の仕上がりが全く異なりますから助かっていますよ。

中元 間取りとインテリアが調和した家は最高にカッコいいので、間取りに込められた意図をしっかり汲み取ったコーディネートを意識していますね。
設計士とコーディネーターが自社内で組んで仕事をすることで、お客様の求めるコンセプトの実現率も高くなると感じます。
配線図を書く時はコンセントの位置までチェックして、気になる部分を設計士に伝えて調整をお願いしています。
「おかしい」「なぜ」と感じたことは絶対そのままにしません。お客様にとって、家は一生のものですから、ドアストッパーのような小さな部分でも見逃すことは許されないと自分にも言い聞かせています。

谷口 本当に住み心地の良い家を目指すためには、各スタッフの連携がスピーディーに、確実に取れる距離の近さが重要ですね。互いに気づきをもたらすきっかけが、エルクホームズの仕事ではとても多いです。
もし、ICが外注だったらどこまでできるでしょう?


中元 ここまで突っ込んだ話ができるかは分かりません。打ち合わせに参加できる回数が限られていたりすると、細かい点までフォローするのは難しくなりますから。


谷口 自分は他社にいた経験もありますが、エルクホームズでの家づくりは、設計士側が予想している以上のコーディネートをしてもらえたなと感じることもあるんですよ。
お客様が喜んでくださる家は、設計士が見ても「よし!」と感じるクオリティの高さがあるんです。
お客様には、どんな細かな要望でも、質問でも、どんどんスタッフにぶつけて欲しいと思います。



谷口 生まれて初めての家づくりで、イメージやご希望をうまく伝えられないお客様もいますが、エルクホームズではICが打ち合わせにしっかり入るので、安心してお話いただけますね。

中元 お客様がご納得できるまでお付き合いできるのは、自社にいるからこそです。
悩まれる方はとことん悩まれますから、ご希望がすくい上げられないまま着工したりすることがないよう、壁紙の色や使うタイルの枚数までじっくりと話し合います。

谷口 インテリアは種類も色も、形も豊富ですが、どうやって探し出すんですか?

中元 展示会を回ったり、専門誌やインターネットを使って情報を集めたりします。プライベートでも常にインテリアを中心に色々なものを見て回ったり。インテリアが大好きなので、毎日そのことを考えても全然苦にならないんです(笑)。

谷口 好きな人が専門家として集めた知識には、さすがに設計士には敵いませんね。今はインターネットの情報量が多いので私達より詳しい人もいますけど、集めた知識の中から、間取りに合わせた家具を選ぶのでしょうか?

中元 お客様のご要望が第一です。さらに「より良い提案」をするために、プロとして深く広く知識を磨いているんです。
最近はSNSで見つけた画像を持ってきてくださるお客様が増えたので、対応できるスキルが必要ですね。



谷口 言葉だけで「〜な感じが良い」というご要望を受けるとイメージの行き違いが生じやすいけれど、画像があれば、お客様の好みを汲み取りやすいですね。



中元 SNSで見た家具をそのまま入れることもあるんですよ。
家は一生住むもので、毎日帰ってくる場所なので、好きなインテリアを入れて、「この空間が好き」とか「誰かに見せたい」とか、そんな気持ちになってもらえたら本望ですね。

谷口 生活スタイルに合わせた家づくりができると、家族の関係も変わるものだと感じます。
映画や音楽が好きという方のご要望で家の中に防音室を作ったこともありますが、外へ出かけなくて良くなりますよね。だから家族と過ごす時間が増える。

中元 食事の風景も変わったりしますよね。それを踏まえて、色にも材質にもデザインにもこだわって、お客様のご要望をできる限り叶えたいと思っています。
そのためには、お客様が心を動かされるようなご提案をして行きたいです。



谷口 心を動かされる?



中元 例えば照明ひとつとっても、光の強さや色、ライトを向ける角度やそこから生まれる影のことまで考えて設置して初めて、その照明が映える空間ができるんです。
お客様が単に「雰囲気を良くしたい」と言っただけでも、そこまで考えて、ふさわしい照明をご提案します。その明かりに合うインテリアの置き方や色も、お客様と一緒に考えますね。
そこで「これいい!」とお客様の心が動かされたものが、やはり最善のチョイスになるんです。
そうやってお客様のお好みに仕上がった空間で毎日を心地よく暮らしていただけたら、それに勝るものはありません。



谷口 お客様の夢が叶って、初めて私たちも納得ができる。それがエルクホームズのスタンスですよね。だからこそ全てのプロを揃えて、お客様の夢の実現をしっかり支えています。
心が気持ちよく動く家づくりを、これからも目指して行きましょう。



中元 はい!全力で!



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