近年、山口県や広島県でも新築注文住宅に「ファミリークローゼット」を取り入れるご家庭が増えています。年々共働き世帯が増加していることもあり、家事に使える時間が減ったことで毎日の家事の効率がよりよくなる間取りを求める声が多くなったからです。

そこで今回は、「ファミリークローゼット」とは何か、その魅力やメリット、そして取り入れる際に気を付けたいポイントについてご紹介します。

ファミリークローゼットとは？

ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類や持ち物を一か所にまとめて収納する大型のクローゼットスペースのことです。個人の部屋ごとに収納を設けるのではなく、共有の収納場所を設けることで、衣類の出し入れをまとめて管理することができます。

広さは3〜5帖程度が一般的で、ハンガーパイプだけでなく可動棚や引き出しなどを使って機能的に収納できるように工夫される方も多いです。

また家事動線に配慮して、洗面室・ランドリールーム・脱衣所などと隣接させる間取りが特に人気です。

住まいにファミリークローゼットを採用するメリット

家事動線が短くなり、家事効率がアップする

新築注文住宅の間取りを考える際に、洗濯物を洗う→干す→たたむ→収納する、という洗濯動作をできるだけ短い動線で済ませたいと考えられる方も多いのではないでしょうか。もしファミリークローゼットを住まいに採用するなら、洗濯機や物干しスペースの近くに配置することで洗濯物をすぐ収納できるようになるため、家事の負担が大きく軽減されます。

家族の持ち物を把握しやすく、整理整頓が楽になる

個室ごとに収納を設けそれぞれが収納をしていると、誰が何をどこに置いているのか分からなくなりがちです。ファミリークローゼットを住まいに採用すると、家族がまとめて一か所に収納することで家にある衣服の全体を見渡せるようになります。衣替えや不要な服の処分もしやすくなるので、お子さまの成長に合わせた物の管理もしやすいです。

子どもに片付けの習慣がつきやすくなる

誰からも確認がしやすい共有スペースに収納することで、家族間の収納のルールも分かりやすくなり、お子さまにも自然と「服を自分で選ぶ」「使ったら戻す」という習慣が身につきやすくなります。親子で並んで準備する姿も増え、朝の準備がスムーズになるというメリットもあります。

ファミリークローゼットを取り入れる際の注意点

収納量をしっかり計画する

使い勝手のよいファミリークローゼットを作るためには、家族構成やライフスタイルに応じて、必要な収納量を予め計画しておきましょう。クローゼットには衣類以外にも、鞄や季節用品、アウトドア用品などを収納する場合も多いため、それらに対応できるような可変性のある収納計画を立てておくと安心です。

通気性に配慮する

ファミリークローゼットには衣類を多く収納するため、湿気がこもりやすくなります。換気扇を設置したり、全館空調の通気口を備えておいたり、ドアで締め切らないようにするなど、空気が循環する工夫が必要です。

特に梅雨時期や冬場は結露対策として、除湿器や調湿機能のある素材の活用を使うのもおすすめです。

将来の変化に対応できる設計に

建てた後も長く住み続けるのが新築注文住宅です。住み続けるうちに子どもの成長や家族構成の変化にともなって、収納するものや使い方も変わっていきます。ハンガーラックの高さを調整できたり、棚板の位置を変えられたりするなど、収納にも可変性を持たせておくと長く快適に使えて便利です。

 まとめ

ファミリークローゼットは、家族全員の衣類や持ち物を一か所にまとめて収納できる、今注目の集まっている収納スタイルです。

山口県や広島県では、駐車場を複数分備えた敷地面積に余裕のある郊外型の住宅が多いため、ファミリークローゼットのような大型の収納スペースを間取りに取り入れやすいという背景があります。また、共働き世帯の増加により、家事動線の効率化を意識した間取りの人気も高まっています。

山口・広島で新築注文住宅をお考えの方は、ファミリークローゼットを住まいに取り入れて、より快適で機能的な暮らしを目指してみてはいかがでしょうか？

エルクホームズではこれまでの7,500棟以上の施工実績をもとに、経験豊富な設計士やインテリアコーディネーターがお客様一人一人のライフスタイルに合った間取りをご提案いたします。

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