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回遊動線のメリット・デメリット

2023.07.20

#家づくりノウハウ

近年、注文住宅を建てる際、間取りに「回遊動線」を採用されるケースが増えてきています。

回遊動線を取り入れることで生活動線や家事動線を短くすることができ、毎日の暮らしを楽にできます。

今回は、そんな注文住宅における回遊動線について解説したいと思います。

 

 

回遊動線とは

回遊動線とは、家の各部屋を効率的に配置して行き止まりがなく家中をぐるぐる回れるようにした間取りのことを言います。

一般的な間取りでは、お部屋や廊下の突き当りまでいくと引き返すようになりますが、回遊動線ではリビングやキッチンといった生活や家事の中心となる場所から各部屋へスムーズに移動できるようになっており、効率の良い生活を送ることができます。

回遊動線のメリット

回遊動線には多くのメリットがありますが、ここでは代表的な例を3つご紹介させていただきます。

 

・移動距離を短縮できる

回遊動線は行き止まりがないため、家の中の移動の効率化することができます。

例えば、玄関から直接キッチンに移動できるようにすることで買い物時に荷物を運ぶのが楽になります。また、玄関から直接洗面所、脱衣所に移動できるようにすれば、帰宅後すぐに手洗いやうがいを行えたり、汚れた衣服等をすぐに着替えたりすることができます。

 

・日々の家事の効率化

キッチンや脱衣所などを回遊できる間取りは、家事効率が格段に向上します。

特に脱衣室、ランドリールーム、ウォークインクローゼットなどの収納の洗濯動線を意識して設計することで、洗う・干す・畳む・しまうといった洗濯の一連の作業をスムーズに行うことができ、毎日の負担を軽くしてくれることでしょう。

 

・家が広く感じる

一般的な間取りの場合、家の中に行き止まりがあることでどうしても閉鎖感や圧迫感を感じやすくなります。しかし、回遊動線を採用し行き止まりを減らすことで、開放感のある空間となり、家全体が広く感じるようになります。

 

 

回遊動線のデメリット

一見するとメリットばかりに見える回遊動線ですが、デメリットもしっかりと存在します。

ここでは代表的なデメリットを3つご紹介させていただきます。

 

・生活スペースや収納スペースの圧迫

回遊動線では行き止まりを減らすために、本来であれば部屋や収納としてとれていたスペースが通路として利用されてしまい、それらのスペースがとれなくなってしまう可能性があります。

また、通路が増えることで家具を置くスペースも制限される可能性があるため、家具の配置を工夫する必要が出てきます。

 

・プライバシーの確保が難しい

回遊動線を採用することで、家族間でのプライバシーを確保しにくくなってしまう場合もあります。例えば脱衣所に様々な場所から行き来できる間取りの場合、着替えている最中に家族の出入りが気になってしまう場面があるかもしれません。プライバシーを確保したい場合は、扉や鍵の設置も検討しましょう。

 

・設計の複雑化

回遊動線はその性質上間取りが複雑になりやすいです。

それぞれの部屋のつながりや生活の中での動きを考えながら、効率的な動線を作りあげていく必要があります。

ただ行き止まりをなくして通路を増やすだけでは、お家の面積が増えていき建築費用の上昇につながってしまいます。また、土地の大きさや形状によっては回遊動線の採用自体が難しいケースも存在します。

注文住宅で回遊動線を採用したい場合は、ハウスメーカーを選ぶ際に回遊動線の事例や経験が豊富かどうか確認をすると良いかもしれません。

 

 

まとめ

回遊動線は日々の生活や家事を効率化してくれるため、ぜひ注文住宅を検討される際には選択肢の一つとして検討してみてください。

ただし、ただ採り入れるのではなく、メリット・デメリットをきちんと把握した上で自らのライフスタイルと照らし合わせながら検討していく必要があります。

 

エルクホームズではこれまでの7,000棟以上の施工実績をもとに、経験豊富な設計士が回遊動線も含めたお客様一人一人のライフスタイルに合った間取りをご提案いたします。

山口・広島で注文住宅をお考えの方は、ぜひ一度エルクホームズの展示場へお越しください。

エルクホームズは山口県と広島県に10か所の住宅展示場があります。

ご相談と合わせてぜひ一度、エルクホームズの魅力を体験しに来てみてくださいね!

 

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