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火災保険の家財補償とは?知っておきたい基礎知識と注意点

2025.05.15

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#家づくりノウハウ

これから新築注文住宅を検討される方にとって、「火災保険」は家を建てた後も安心して暮らしていくために欠かせない備えのひとつです。

火災保険というと、家が火事になったときや突然の災害に見舞われた際の「建物の補償」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。一般的な火災保険では「家財補償」と呼ばれる、家の中の家具や家電などを対象とした補償も選ぶことができます。

 

今回はそんな「家財補償」とは何か、どんなときに補償されるのか、また加入する際にどんな点に注意すべきかをご紹介します。

 

 

 

家財補償は 家の中の「モノ」を守る保険

 

家財補償とは、火災保険の中で「家の中にある動産(家財)」を対象にした補償のことです。火災保険の補償の対象は「建物」と「家財」の2つがありますが、それぞれに加入することで建物・車庫・塀などに加え、建物内にある財産への損害にも備えられるようになります

具体的には、以下のようなものが家財として扱われます。

 

・ベッド、ソファ、テーブルといった家具

・テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの家電

・衣類や寝具

・食器や調理器具

・カメラ、自転車、楽器などの趣味の道具

・一定額までの宝石・貴金属

 

つまり建物そのものではなく、その建物に住んでいる人が所有している「生活に必要な物品」を守ってくれるのが、家財補償です。保険会社や契約内容によって範囲は異なりますが、原則として家庭用のものが対象になります。

 

 

 

家財補償が適用されるのはどんな時?

 

家財補償は「火災」だけでなく、さまざまな災害・事故に対応しています。代表的な例は以下の通りです。

 

  1. 火災・落雷・爆発

もっとも基本的な補償内容です。火事によって家の中の家具や家電が焼失・損傷した場合に補償されます。落雷によってパソコンやテレビが壊れた場合も対象です。

 

  1. 風災・雪災・雹災

台風によって窓が割れ、雨が吹き込んで家財が濡れてしまった場合や、大雪で屋根が壊れ、内部の家具に被害が出たときなどにも対応しています。

 

  1. 水濡れ・漏水

上階からの水漏れで家具が濡れてしまった場合なども、家財補償の対象です。特にマンションなどの集合住宅では、意外と多いトラブルです。

 

  1. 盗難

空き巣に入られて家電や貴重品を盗まれた場合にも、家財補償が使えることがあります。ただし、補償限度額や盗難品の種類によっては、支払い対象外となることもあるため注意が必要です。

 

  1. その他(破損・汚損)

契約によっては、偶然の事故で家財が破損した場合(例:子どもの不注意でテレビが壊れたなど)も補償される「破損・汚損リスク特約」をつけることができます。

 

 

家財補償を選ぶときの注意点

 

「生活に必要な物品」を守ってくれる家財補償ですが、検討する際は以下の点に注意しておくとより安心です。

 

  1. 家財の評価額を把握する

家財の補償金額(保険金額)は、自分で設定する必要がありますが、補償金額が大きすぎると保険料が高くなり、少なすぎると万一の際に補償が足りなくなってしまいます。保険会社では世帯構成ごとの「家財評価表」が用意されていることが多いので、それを参考にしながらそれぞれの暮らし方に合う適切な金額を設定しましょう。

 

  1. 特約の有無を確認する

保険会社や契約内容によって範囲は異なりますが、標準の火災保険ではカバーされないケースに備えて、必要に応じて特約を付けるのもポイントです。たとえば「破損・汚損特約」や「地震火災費用特約」などを状況に応じて追加することで、より幅広く家財を守ることができるようになり安心できます。

 

  1. 高額品の補償上限に注意

宝石や貴金属、骨とう品などの高額品には、補償の上限が設けられていることが多いです。必要であれば、これらの品に対する特別な補償を追加で契約する必要があります。

 

 

 

まとめ

 

家財補償は、火災保険の中でも見落とされがちですが、実際の生活に直結する大切な補償です。万一の火災や事故が起きたときに、建物は保険で直せても、中の家具や家電は全部自費で再調達をしなければならないとなると、大きな負担になってしまうからです。

大きな災害に見舞われてしまった後、家具や家電の購入費に悩んでしまう事態にならないように、あらかじめ備えておくことが大切です。

 

これから新築注文住宅を建てようとお考えの方は、火災保険を検討するタイミングで、家財補償の必要性についてもぜひ検討してみてください。ご自身やご家族の暮らしをしっかり守るために、適切な内容で契約を行うことが安心につながります。

 

もし住まいづくりに関して不安なことや気になることがあれば、ぜひお気軽にエルクホームズにご相談ください。

 

 

 

 

 

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