エルク通信 エルク通信

  1. HOME
  2. エルク通信
  3. 2階リビングのある暮らしのメリットとデメリットとは?

2階リビングのある暮らしのメリットとデメリットとは?

2023.03.02

#家づくりノウハウ

家族が集まるリビングルームは1階に配置されるのが一般的ですが、このところ増えつつあるのが「2階リビングの家」です。なぜわざわざ注文住宅のリビングを2階にするのか不思議に感じますよね?

実は、注文住宅のリビングを2階にすることで、さまざまなメリットが得られるケースがあるのです。

 

今回は2階リビングのメリットやデメリット、注意点などについてご紹介します。新築注文住宅や建て替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

2階リビングとは?

 

「2階リビング」とは、その名の通り、2階にリビングを配置する間取りのことをいいます。もともとは都市部の住宅密集地や狭小地に建てられた注文住宅の家で快適に過ごすために考えられたプランです。

隣家との距離が近すぎると、1階の採光や日当たりを十分に取ることができません。また外からの視線が気になり、ブラインドやカーテンを閉じたまま過ごしているという方もいます。リビングは家族が集まる場所なのに、これでは気持ちよく過ごすことができませんよね。

こうした不満は、1階と2階を逆転させた2階リビングプランで解消できます。

2階なら外からのぞかれる心配がなくなるため、カーテンやブラインド、窓を開けてのびのびと過ごせますし、新鮮な空気が流れる気持ち良い空間になります。

 

 

2階リビングのメリット4つ

 

・採光性・通風性がよい

2階リビングは高い位置にあるので、1階に設置した場合と比較して、採光性や風通しがよくなります。したがって、そのような点を重視した家づくりをしたい場合に、2階リビングが選ばれる傾向があります。

特に住宅密集地だと土地を広く確保することが難しく、高さのある、縦長の注文住宅が多くなりがちです。そのため1階は近隣住宅の影になりやすく、日当たりや風通しが悪くなる可能性があります。 そのような場合でも2階にリビングを配置すれば、たとえ大きな窓を取りつけられなくても、高窓や天窓を設置することで、光や風を取り入れやすくなります。

 

・天井高を活かした空間設計ができる

2階リビングでは、天井高を活かした開放的な空間づくりができます。1階だと天井高に制限がでることがありますが、2階の場合、上階に部屋がなければ天井高を屋根の近くの高さに設置することができるためです。

屋根の傾斜を利用した勾配天井にすると、視覚効果でより広く感じられるのでおすすめです。

 

・家族のプライバシーを守りやすい

2階リビングの注文住宅は、家族のプライバシーを守りやすくなります。高さがあり、外から見えづらくなるためです。

道路に面した土地の場合、家の前を歩く人の視線が気になる方が多いのではないでしょうか。また住宅密集地だと、隣家のリビングと向かい合ってしまうこともあるでしょう。 プライバシーを守るため、昼間でもカーテンを閉め切って過ごさなければならないかもしれません。こうなると昼間も薄暗く、閉塞感がありリラックスして過ごせません。

その点、2階にリビングを設置すれば、家族のプライバシーを確保しやすくなり、開放的に暮らせるでしょう。

 

・構造的に安定しやすい

2階をリビングにすると、地震や強風などによる揺れに建物が耐えるための「耐力壁」が増えるので、構造的に安定しやすくなるといわれています。 2階リビングでは2階に広い空間を取るぶん、寝室や子供部屋を1階に配置した間取りにすることが多いのが特徴です。

1階に部屋数が多くなると、2階を支える柱や壁が増えるので、構造が安定しやすくなります。その結果、住宅の耐震性が高まりやすいのもメリットです。

 

 

2階リビングのデメリット3つと対策

 

・家族のコミュニケーションが不足しやすい

2階にリビングを配置すると、1階に家族の個室を配置する間取りにすることが多くなります。 家族の個室が1階にあると、外から家に帰ってきたときにリビングを通ることなく、玄関から個室に直行できてしまうため、家族が顔を合わせる機会が減ってしまい、コミュニケーションを取りづらくなるのです。

2階をリビングにしても家族がコミュニケーションをとれるようにするには、リビングを通らなければ個室に行けない間取りにするといいでしょう。 子供部屋は2階に配置する、あるいはお子様が小さいうちはリビングの一角を仕切れるようにして、ワークスペースや子供部屋として使えるようにしておけば、家族のコミュニケーションを取りやすくなります。

洗面所や浴室などへ行くには、リビングを通らなければならない間取りにするのも方法のひとつです。また玄関を吹き抜けにしておけば、お子様が帰宅したことが分かりやすくなります。

 

・リビングに行くまでの階段移動が負担になる

リビングが2階にあると、階段移動が増えてしまいます。ダイニング・キッチンも2階に配置してLDKにした場合には、買ってきた食材を2階まで運ぶ必要があることから、負担は大きくなりがちです。 買い物から帰った時だけではなく、来客時や外出時、宅配が届いた時などにも階段移動が発生するため、面倒に感じることもあるでしょう。

階段の傾斜を緩くする、踊り場を設けるなど、上り下りしやすい設計にすると、階段移動が楽になります。

また、階段と玄関の位置を近くする、階段を上がってすぐのところにキッチンを配置するなど、動線を短くすることでも負担を軽減できます。

もっと楽にする方法としては、ホームエレベーターを設置するのも有効です。将来を見越して、エレベーターを設置できるスペースを用意することも検討してみましょう。

 

・玄関の様子が分かりにくく防犯面で不安を感じる

2階リビングの注文住宅では生活の中心が2階になることから、1階の様子が分かりづらくなります。ドアや窓の鍵を閉め忘れていたり、不審者が侵入したりしても気付きにくくなるため、防犯面での不安を感じることが多くなります。 特に1階に子供部屋を配置しているようなケースでは、不安が大きくなるでしょう。

防犯面の不安は、注文住宅の玄関ドアを防犯性の高いものにする、シャッターや防犯ガラスを採用するなど、外構含め防犯設備を整えることでカバーしましょう。

 

 

まとめ

今回は2階リビングのメリットやデメリット、注意点などについてご紹介しました。

採光や風通しを確保しやすく、家族のプライバシーも守れるなどメリットの多い2階リビング。

近隣の視線を気にせず、明るいリビングでのびのびと過ごしたい子育て世帯の方や、土地が小さかったり住宅密集地にあったりして採光に不安がある時などにはぴったりな間取りではないでしょうか?

インナーガレージを作られたい方や、店舗併用住宅を検討されている方にもおすすめです。

デメリットもありますが、あらかじめ対策することで、十分満足度の高い住まいをつくることが可能です。

 

エルクホームズでは山口・広島において、自由設計の高性能住宅をお届けしております。

家づくりのご計画を始めたばかりの方や、まず何から始めたら良いか分からない方は、エルクホームズのモデルハウスにぜひお越しください。

お客様が理想のマイホームを実現することができるよう、最適なご提案・サポートをさせていただきます。

 

 

↑資料請求はコチラ

 

↑来場予約はコチラ

 

ページトップに戻る
ページトップに戻る