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新築一戸建てと中古一戸建てのメリット・デメリットを徹底比較!

2022.03.17

#家づくりノウハウ

 

一戸建て住宅の購入を検討している人の中には、「新築一戸建て」「中古一戸建て」のどちらを購入するか迷っている人も多いでしょう。どちらにも魅力的なメリット・注意すべきデメリットの両方があるため、購入する際にはこれらの特徴を十分に理解した上で決断することが大切です。

 

当記事では、「新築一戸建て」「中古一戸建て」について、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。それぞれの長所・短所をふまえた上で、より魅力的な住宅やハウスメーカー・不動産業者を選択し、夢のマイホーム購入の第一歩を踏み出しましょう。

 

目次

 

1. 新築一戸建てのメリット5選・デメリット2選

 

1-1. メリット(1)誰も住んだことのない家に住める

1-2. メリット(2)最新設備を設置できる

1-3. メリット(3)中古物件に比べて住宅性能が高まる

1-4. メリット(4)減税・補助金制度の優遇を受けられる

1-5. メリット(5)保証が充実する

1-6. デメリット(1)中古物件に比べて価格が高い

1-7. デメリット(2)土地探しの難易度が高い

 

2. 中古一戸建てのメリット3選・デメリット2選

2-1. メリット(1)新築物件に比べて価格が低い

2-2. メリット(2)購入前に現物をチェックできる

2-3. メリット(3)立地の良い物件が多い

2-4. デメリット(1)新築物件に比べて住宅性能が低まる

2-5. デメリット(2)早いタイミングでの修繕が必要となりやすい

 

まとめ

 

1. 新築一戸建てのメリット5選・デメリット2選

 

 

国土交通省の資料によると、日本では「新築住宅+流通している既存住宅(中古住宅)」の総数に占める新築住宅の割合は約85.3%(2013年)と高い水準を示しています。

(出典:国土交通省「既存住宅流通市場の活性化(令和元年)」/https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/hyouka/content/001313273.pdf

 

日本では非常に人気の高い新築住宅ですが、新築一戸建てにはどのような魅力があるのでしょうか。ここでは、新築一戸建てのメリット・デメリットについてそれぞれ紹介します。

 

1-1. メリット(1)誰も住んだことのない家に住める

 

新築一戸建てを選ぶ大きなメリットの1つとして、誰も住んだことのない新しい家で新生活を始められるというメリットがあります。

 

国土交通省の調査によると、中古住宅ではなく新築一戸建てを選択した理由として「新築のほうが気持ちがよいから」を挙げる人が最多となっています。気持ちの問題ではあるものの、誰も所有したことのない憧れのマイホームで一国一城の主となる満足感・達成感は、新築一戸建てを購入したからこそ得られる感情と言えるでしょう。

(出典:国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」/https://www.mlit.go.jp/common/001401319.pdf

 

1-2. メリット(2)最新設備を設置できる

 

給湯や水回りの設備、空調設備など、住宅に設置する設備は日々進化を遂げています。最新の住宅設備を導入できるという点は、新築一戸建てを購入する大きなメリットの1つと言えるでしょう。特に注文住宅の場合は、住宅の設計段階から設備選びに関わることができるため、自由度も高いという魅力があります。

 

最新の設備は機能性や利便性が高いだけでなく、耐久性も高いものも少なくありません。設備選びや使い方によっては、維持コストを大幅に抑えることもできるでしょう。

 

1-3. メリット(3)中古物件に比べて住宅性能が高まる

 

新築一戸建ては中古一戸建てと比較すると、断熱性や気密性に優れた住宅が多い傾向があります。最新の設備と合わせると、光熱費やメンテナンス費用といったコストを大幅に抑えられるでしょう。

 

中でも、高い住宅性能と高効率な設備・システムで省エネを実現し、再生可能エネルギーを併用することでエネルギー消費の収支ゼロを目指す「ZEH」が近年注目を集めています。経済的かつ快適な生活が可能であり、災害発生時などにも十分対応できるため、新築一戸建ての購入を考えている人は、一度検討してみるとよいでしょう。

 

1-4. メリット(4)減税・補助金制度の優遇を受けられる

 

固定資産税や登録免許税の減税措置において優遇されることも、新築一戸建ての大きな魅力の1つです。例えば固定資産税の場合、本来の税額の2分の1に軽減される措置が3年間(長期優良住宅の場合は5年間)継続されます。

 

また、新築一戸建ては各種補助金制度においても優遇されています。例えば、「こどもみらい住宅支援事業」は、新築一戸建てを購入する場合にのみ利用可能です。新築・中古を問わず利用できる補助金制度もありますが、新築のほうが補助金額が大きい傾向がある点に留意しましょう。

 

1-5. メリット(5)保証が充実する

 

すべての新築一戸建ては「住宅品質確保促進法」によって、10年間の保証が必ずついている点も重要なポイントです。柱・梁(はり)など住宅の主要構造や、雨水の侵入を防ぐ部分などはこの保証の範囲内となるため、長期間安心して生活することができるでしょう。

 

また、新築一戸建ては最新の設備・システムを導入している場合が多いため、それぞれの設備の保証を長く受けられます。定期的なメンテナンスなどのアフターフォロー体制が整備されているハウスメーカーもあるため、新築一戸建てを検討する際には引き渡し後の保証についてもチェックしましょう。

 

1-6. デメリット(1)中古物件に比べて価格が高い

 

国土交通省の調査によると、土地および注文新築一戸建てを購入した世帯の住宅購入費用は平均4,606万円、分譲新築一戸建てでは3,826万円となっています。一方、中古一戸建てを購入した世帯の平均住宅購入費用は2,894万円となっており、新築物件は中古物件に比べて約1,000万~1,700万円ほど価格が高いことがわかります。

(出典:国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」/https://www.mlit.go.jp/common/001401319.pdf

 

また、中古一戸建ての場合は設備がついたままの状態であることも珍しくありませんが、新築一戸建ての場合は新たな設備をすべて自分で用意する必要があります。設備の購入・導入費用も考慮した上で、資金調達の計画をしっかり立てておきましょう。

 

1-7. デメリット(2)土地探しの難易度が高い

 

「通学や通勤に利用する駅に近い」「保育園や学校が近く子育て環境がよい」など、利便性が高い土地や人気のある土地には、すでに建物が立っているケースも珍しくありません。街の中心部や人気のエリアには空いている土地が少ないため、新築一戸建てを購入する場合は郊外エリアになりがちである点に留意しましょう。

 

一方で、人気のエリアでも「大きな建物や農作地の跡地に宅地を造成する」など、空いている土地が見つかる場合もあります。人気のエリアの土地はすぐに売れてしまうため、情報を常にアップデートするようにしましょう。

 

2. 中古一戸建てのメリット3選・デメリット2選

 

 

国土交通省の調査によると、新築一戸建てを購入した人のうち、15〜20%前後の人が中古一戸建てと比較検討を行っています。

(出典:国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」/https://www.mlit.go.jp/common/001401319.pdf

 

新築一戸建てには多数のメリットと一部注意すべきポイントがありますが、中古一戸建てにはどのような魅力と注意点があるのでしょうか。ここでは、中古一戸建てのメリットとデメリットについて解説します。

 

2-1. メリット(1)新築物件に比べて価格が低い

中古一戸建てを選ぶ最大のメリットの1つとして、新築物件と比べて購入価格を抑えられることが挙げられます。新築一戸建てよりも1,000万〜1,700万円安く購入できるケースが多いため、初期費用の負担を大幅に軽減することができます。

(出典:国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」/https://www.mlit.go.jp/common/001401319.pdf

 

また、中古一戸建ての場合は以前の所有者が使用していた設備が残されていることも少なくありません。すでに設置されている設備をそのまま利用することもできるため、さらにコストを抑えられるでしょう。

2-2. メリット(2)購入前に現物をチェックできる

 

建売住宅ではない新築一戸建ての場合、購入前に住宅の現物を見ることができません。

 

一方、中古一戸建ては現物を実際に見てチェックできるため、間取りや日当たり、風通しの状況などを自分たちのライフスタイルと照らし合わせて検討することが可能です。周辺の環境や近隣住民の様子も併せて確認できるため、その土地で暮らすことをイメージしやすいでしょう。

 

2-3. メリット(3)立地の良い物件が多い

 

新築一戸建ての場合、希望するエリアで適切な土地を探す難易度がやや高いというデメリットがあります。

 

一方、中古一戸建ての場合は「駅や学校、スーパーなどの施設へのアクセスがよい」など利便性の高い土地にあることも珍しくありません。マイホームを構える場所の選択の幅が広がることは、中古一戸建てのメリットの1つと言えるでしょう。

 

2-4. デメリット(1)新築物件に比べて住

宅性能が低くなる

 

築年数などにもよりますが、中古物件は新築物件と比べて住宅性能が低い傾向があります。断熱性や気密性が低い場合は、冷暖房費などのコストが増加する可能性がある点に注意しましょう。

 

また、築年数が古い住宅の場合、以前の耐震基準に適合するように建築されているため、現在の耐震基準を満たしていない恐れがあります。中古一戸建てを検討する際には、法改正があった2000年6月以降に建てられた住宅を選ぶようにしましょう。

 

2-5. デメリット(2)早いタイミングでの修繕が必要となりやすい

 

中古一戸建ての場合、築年数や住宅の状態によっては、購入後の早いタイミングで修繕やリフォームが必要となる場合があります。新築物件と比較すると、設備も古いタイプのものが多いため、買い替え費用や工事費用なども新築物件より多くかかるでしょう。

 

このように、中古一戸建ては新築物件より住宅の維持費がかかる可能性がある点に注意が必要です。

 

まとめ

 

中古一戸建てには「初期コストを抑えられる」などのメリットがある一方、新築一戸建てには「高性能住宅に最新設備を設置できる」「保証や優遇がある」などの魅力があります。新築・中古ともにメリット・デメリットの両方が存在するものの、あらゆる方面で大きなメリットを感じる人が多いのは新築一戸建てと言えるでしょう。

 

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