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【プロが解説】注文住宅でスマートハウスを実現するための6つの注意点

2025.07.24

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#家づくりノウハウ

スマート家電やIoT設備によって、日々の生活がより快適・効率的になる「スマートハウス」は、近年ますます注目を集めています。

スマートハウスとは一般的に、IT技術によってエアコンや給湯器といった設備機器の制御をして、エネルギー消費量を最適に調整する住宅ですが、新築注文住宅を建てるならば最新のテクノロジーを活かした住まいにしたいと考える方も多いのではないでしょうか?

しかし様々な機器を使用するスマートハウスは便利な反面、設計段階での注意点を押さえていないと暮らし始めてから後悔するケースも少なくありません。

この記事では新築注文住宅で快適なスマートハウスを実現するために、知っておきたい6つの注意点をわかりやすく解説します。

 

 

 

 

1.「何を求めるか」を明確にする

最初にすべきことは「なぜスマートハウスを建てたいのか」を明確にすることです。目的があいまいなまま進めてしまうと、便利そうな設備をどんどん導入してしまうことになり、したかったことを実現できずに費用が膨らむだけになりかねません。

 

たとえば電化製品を音声で操作ができるようにするものや、照明・空調の自動制御を行うもの、スマートロックや防犯カメラの遠隔管理を行う防犯設備に関わるもの、HEMS(ホーム・エネルギー・マネージメント・システム)などの太陽光発電や蓄電池との連携を行うことで住まいの省エネを実現するものなど、予め目的を明確にすることで導入すべき設備の種類や配置が決まり、無駄な投資を防ぐことができます。

 

 

2.設計段階から設備を取り入れる

新築注文住宅の大きなメリットは「ゼロから設計できる」点です。そのため、後からスマート機器を取り付けるのではなく、初期設計に組み込むことがコスト面や性能面でも理想的です。

 

スマート照明や自動シャッターのための配線計画、壁埋め込みの操作パネルやモニターの設置場所、太陽光システムやEVコンセント導入の場合は電盤や気容量や配線仕様の確認など、ハウスメーカーと設計初期段階から相談して、スマート設備の導入計画を立てましょう。

 

 

3.宅内の通信環境を万全にする

スマートハウスにおいて通信環境の良し悪しは重要です。Wi-Fiを介して操作する機器も多いため、通信トラブルが起きると利便性が一気に損なわれてしまいます。

 

最適な通信環境を作るためには、設計段階で「ネットワーク環境もインフラの一部」と考えることが重要です。

Wi-Fiルーターの設置場所は電波到達範囲を考えて配置し、必要に応じて中継器などで電波の届かないところもカバーしましょう。電波干渉を防ぐため家電の配置や壁材にも配慮しておくと安心です。

 

 

 

4.機器のメーカーや規格を統一する

スマート機器は多くのメーカーが製造しており、異なる規格同士では連携できないことがあります。たとえば、「Google Home」で操作したいのに、対応していない機器が混在していると別途操作が必要になります。

 

導入する機器の操作プラットフォーム(Google/Amazon/Appleなど)を統一し、メーカーの製品で揃えると連携がスムーズになります。将来の追加導入や買い替えを考えると、互換性の高い製品を選ぶのがおすすめです。

機器の購入前には必ず「対応アプリ」や「連携の可否」をチェックしましょう。

 

 

セキュリティ対策を徹底する

5.スマートハウスは便利な一方で、インターネットに接続されるというリスクも伴います。外部からの不正アクセスを防ぐためにセキュリティ対策は必須です。

 

Wi-Fiルーターのパスワードをより複雑なものにするなどして強化し、機器のファームウェアを常に最新に保つようにしましょう。

また不使用時は機器の電源を切る、子どもには操作ができないように家族のアクセス権限を制限するなどといった、それぞれの暮らし方に合わせた工夫も効果的です。防犯カメラやマイク付き機器などは自身だけでなく近隣に住む方のプライバシーにも配慮しましょう。

 

 

6.将来の拡張性を考慮して設計する

スマート技術は日々進化しているので、今ある設備が数年後には旧式になる可能性もあります。そのため将来的に新しい機器を追加しやすい設計にしておくと安心です。

 

配線やコンセントに余裕を持たせたり、使用予定のスペース(壁や天井)に下地を入れておいたり、ネットワークの拡張性や規格更新も考慮しておくなど、「今は使わないけど、将来のために備えておく」という考えが長く快適な住まいづくりに生かされます。

 

 

スマートハウスは設計段階の準備が成功のカギ

注文住宅でスマートハウスを実現するには、最初の計画段階でどれだけ準備できるかが成功のカギです。

目的を明確にし、通信・配線・規格・セキュリティなどをしっかり考慮すれば、住んでからの「便利さ」や「満足度」は格段にアップします。

これから新築注文住宅を検討される方は、ぜひスマート設備の導入も視野に入れ、未来につながる快適な住まいづくりを実現してくださいね。

 

エルクホームズではこれまでの7,500棟以上の施工実績をもとに、

経験豊富な設計士やインテリアコーディネーターがお客様一人一人のライフスタイルに合った間取りをご提案いたします。

山口・広島で注文住宅をお考えの方は、ぜひ一度エルクホームズの展示場へお越しください。

 

 

 

 

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