2025年の新基準!コスパ・タイパの次は「スペパ」の時代へ
2025.06.12
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#家づくりノウハウ
「コスパ(コストパフォーマンス)」「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が、近年の住まい選びやライフスタイルの流行として注目されています。
限られた予算でどれだけ満足度の高い暮らしができるか、どれだけ効率よく日々を過ごせるか——。
こうした視点が家づくりにおいても重要視されるなか、2025年、次に注目されているキーワードが「スペパ(スペース・パフォーマンス)」です。
スペパとは?
「スペパ」とは、“スペース・パフォーマンス(Space Performance)”の略で、限られた空間をどれだけ有効活用できるか、どれだけ豊かに暮らせるかという、空間効率や空間の質の高さを評価する考え方です。
山口県や広島県での家づくりにおいても、「いかに広く、便利に感じられる空間をつくるか」が重要なテーマとなりつつあります。
スペパは、単なる間取りの工夫にとどまらず、家具や収納の配置、導線、光や風の取り込み方まで含めた総合的な住空間デザインの考え方です。
なぜ今、「スペパ」なのか?
「スペパ」が今の私たちに合っている大きな理由として2点挙げられます。
土地価格の高騰と建築コストの上昇
山口県・広島県共に都心部を中心に土地価格は高騰し続けており、販売されている土地面積も縮小傾向にあります。
建築資材や人件費の高騰も重なり、「限られた敷地・床面積でいかに豊かに暮らすか」が求められています。
ライフスタイルの多様化
共働き・在宅ワーク・ペットとの暮らし・趣味部屋など、「家に求める機能」は年々多様化しています。求める機能も1つとは限らない為、そうした多様なニーズに対応できる設計が重要です。
また、広ければ良い、モノが多ければ豊か、という価値観から、「本当に必要なものだけに囲まれた、ちょうどいい空間・暮らし」を求める人が増えています。
スペパを高めるポイント
では、具体的に「スペパの高い家」とはどのような住まいでしょうか?
代表的なポイントをいくつかご紹介します。
無駄のない動線設計
スペパを高めるうえで基本的なこと、それは「ムダな移動を減らすこと」。
玄関→洗面→キッチン→リビングといった生活導線がスムーズであれば、小さな家でも暮らしやすさが大きく変わります。
自身の生活リズムや家事動線を間取りに取り入れることがおすすめです。
多機能空間・可変性のある間取り
先にご紹介した、ライフスタイルの多様化により1つの空間でも様々な使用用途が想定されます。
その為、複数の役割を持てるように可変性のある間取りや多機能の想定をしておくことが重要です。
例えば「リビングの一角にワークスペース」「子ども部屋は将来2つに仕切れる設計」など、1つの空間に複数の役割を持たせることで、空間の可能性が広がります。
垂直空間の活用
平面的な広さが限られていても、縦方向の空間を有効に使えば、収納やセカンドスペースを創出できます。スキップフロアや吹き抜け、ロフトはスペパ向上の代表例です。
また、天井の高さや窓の配置、照明計画などを工夫することで、面積以上に「広く感じられる」家になります。心理的な余白もスペパの重要な要素です。
収納設計の最適化
空間を広く使うには、モノの「見えない収納」がカギです。
ファミリークローゼット、階段下収納、造作家具などを活用し、生活感を抑えた空間にすることで、スッキリとした印象に。
まとめ
「コスパ」や「タイパ」が生活の効率や合理性を象徴するキーワードだったように、「スペパ」はこれからの住宅設計の新しい価値基準として広がっていくでしょう。
ただただ広さを求める時代から、質と工夫で暮らしの満足感を高める時代へ。限られた空間でも、自分たちらしく、豊かに、楽しく暮らせる家を目指すことこそが、これからの家づくりに必要な視点です。
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