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今後の新築注文住宅の基準に!ZEH住宅とは?

2024.04.25

#性能のハナシ

これからの未来に向けて、住宅に求められる条件が増えてきています。

日本では、建築物のエネルギー消費性能の向上を図るため、建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)を制定・改正し、建築物のエネルギー消費性能基準への適合義務等の措置が講じられました。

またエネルギー基本計画等(2021年10月22日閣議決定)において、2030年度以降新築される住宅は、ZEH水準の省エネ性能が確保されることを目指すとされ、今後、省エネ基準の段階的な引き上げが予定されています。

 

今回の記事では、ZEHについての情報をまとめました。

これから新築注文住宅を建築しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

 

 

 

ZEH住宅とは

 

「ZEH」とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語です。建物の断熱性能を高めて、高効率な設備を導入することによって消費するエネルギーを少なくすることで「省エネ」を実現するとともに、太陽光発電などの再生可能エネルギーを創り出す「創エネ」によって、エネルギー収支が正味ゼロになることを目指した住宅のことをいいます。

 

ZEHでの生活では、快適性の向上、光熱費の削減、災害時の備えにもなり健康的な暮らしを送ることができるなどの様々なメリットを受けることができます。

 

 

ZEHの種類

ZEHと一言で表す中でも、その性能や再生可能エネルギーの有無や最新システムの導入などによって多くの種類があります。

 

・ZEH

強化外皮基準で一次エネルギー消費量を省エネ基準から20%削減、かつ再生可能エネルギーで100%を賄うもの。

 

・Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)

強化外皮基準で一次エネルギー消費量を省エネ基準から20%削減、かつ再生可能エネルギーで75%を賄うもの。

(寒冷地や低日射、多雪地域用の分類)

 

・ZEH Oriented(ゼッチオリエンティッド)

強化外皮基準で一次エネルギー消費量を省エネ基準から20%削減、再生可能エネルギーは加味しない。

(都市部狭小地、多雪地域用の分類)

 

・ZEH+(ゼッチプラス)

強化外皮基準で一次エネルギー消費量を省エネ基準から25%削減、かつ再生可能エネルギーで100%を賄うもの。

 

・Nearly ZEH+(ニアリーゼッチプラス)

強化外皮基準で一次エネルギー消費量を省エネ基準から25%削減、かつ再生可能エネルギーで75%を賄うもの。

(寒冷地や低日射、多雪地域用の分類)

 

・次世代ZEH+(ジセダイゼッチプラス)

強化外皮基準で一次エネルギー消費量を省エネ基準から25%削減、かつ再生可能エネルギーで100%賄い、さらに以下のいずれかを導入したもの。

  • V2H設備 ②蓄電システム ③燃料電池 ④太陽熱利用温水システム

 

表にまとめると以下のようになります。

 

 

 

戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH) 化等支援事業

 

国による、戸建住宅の高断熱化による省エネ・省CO2化を支援する事業であり、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現をめざすことを目的として運営されています。

ZEHとZEH+の両方に対応しており、ZEHの分類によって補助金の上限額が異なります。

 

令和6年度の事業内容についてはこちら「戸建住宅ZEH化等支援事業の概要について

 

 

ZEH補助金活用時の落とし穴

 

新築注文住宅の建築の際にZEH補助金を活用したいと考えている方は、以下の点に注意しましょう。補助金が受けられなくなってしまうかもしれません。

 

・申請期限や着工期限

補助金を受け取るためにはそれぞれ申請期限のみでなく着工・完了報告にも期限が設定されています。少しでも期限が過ぎてしまうと補助金が受け取れません。初めから余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

 

・交付が決まる前の着工

補助金申請を済ませていても、補助金の交付が決定する前に工事を始めてしまうことで補助金の対象外になってしまう場合があります。

 

・補助金の併用ができない場合

補助金同士には併用可能なものとそうでないものがあります。原則として、1つの建物に対して2つ以上の補助金を国から受け取ることはできません。

複数の補助金申請を希望する場合は、補助金の併用が可能か予めハウスメーカーや工務店に確認しましょう。

 

・登録事業者以外との契約

ZEH住宅は登録事業者以外も建築できますが、登録事業者以外のハウスメーカーや工務店で契約したZEH住宅では補助金を受けられないことがあります。

ZEH住宅の補助金を受けたい場合は、ZEHビルダーまたはZEHプランナーと契約するようにしましょう。

 

 

 

まとめ

エルクホームズは、一般社団法人環境共創イニシアチブ(略称SII)に登録されている「ZEHビルダー」ですが、その中でも、ZEHビルダー/プランナー評価制度による評価において最高ランクを連続で獲得しています。

エルクホームズのZEH普及率が非常に高い理由は、すべての商品に「2×6工法」を採用し、標準仕様の断熱性能が高いところにあります。莫大な費用の追加がなくZEH基準をクリアすることができるため、多くの方に快適なZEH住宅を提供することができるのです。

 

山口県、広島県で新築注文住宅の建築を検討されている方はぜひ一度、エルクホームズの住宅展示場にお越しください。

 

 

 

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