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「坪単価」には十分ご注意を!-坪単価を理解しよう

2020.07.23

#お金のハナシ

 

 


ハウスメーカーを選ぶときに「坪単価」を目安にして比較している方も多いと思いますが、実はその坪単価には大きな落とし穴が潜んでいるってご存じでしたか?

今回は「坪単価」についてご紹介したいと思います。

坪単価とは

坪単価とは、家を建てるときの1坪当たりの建築費のことです。通常「建物本体価格」を坪(床面積)で割った数値が坪単価になります。

ちなみに1坪はおよそ3.3m²です。

例えば、床面積35坪の家の建物本体価格が2100万円だとしたら、坪単価は60万円ということになります。

坪単価の落とし穴 その1-坪単価は床面積が大きくなるほど安くみえる

坪単価は一定と思われがちですが、実は違います(中には坪単価を固定されている会社もあるようです)。キッチン・システムバス・洗面化粧台・トイレなどの住宅設備費は、一般的には家の本体価格の2~3割を占めると言われています。

でも、住宅設備は床面積が違ったとしても、同じ仕様で同じ個数を付ければかかる費用は変わりませんよね。

また、建築資材の運搬費や人件費なども、働く人の数が同じであれば変わりません。

そのため、坪単価は床面積が大きくなるほど安く見えるのです。

例えば、50坪で坪単価50万円の家があったとします。じゃあ、私は30坪で考えているから30坪×50万円=1500万円で建てられますよね?と言われると、実はそうはならないのです。

 

坪単価の落とし穴 その2-住宅業界特有の「施工面積」

 


通常、建物の大きさを表すのには、建築基準法に基づき建物各階の床面積を合計した面積を使います。「延床面積」と言います。床のない吹き抜け部分やバルコニーの先端から2ⅿまでの部分は含まないなど基準があります。

一方で、住宅業界に特有の表記として「施工面積」というものがあるのをご存じですか?こちらは法的用語や公称ではなく、特に決まった基準もないため、住宅会社により算出方法は異なります。バルコニーや吹き抜け、玄関ポーチやロフトなど実際に施工した面積をもとに算出され、「延床面積」には含まれない部分を算入することも多いのです。そのため、仮に同じ「家」で面積を比べてみると、ほとんどの場合「施工面積」が「延床面積」より広くなります。

つまり、その1でお話しした通り面積が大きくなるほど安く見えるので、この「施工面積」を採用して坪単価を広告等に表示している会社も少なくありません。その坪単価が「延床面積」なのか「施工面積」なのかをよく確認する必要がありますね。

 

坪単価の落とし穴 その3-含まれるものにも大きな違いが!

 

坪単価の表記はあくまで「本体価格」のみの工事費とするのが一般的です。

しかし「本体価格」に含まれる内容が住宅会社によって違います。

例えばエルクホームズでは建物の周囲1m以内の工事を「本体価格」に含めますが、他社では「屋外はすべて本体価格外」となっている場合もあります。

このように、「坪単価」の中に含まれるものにも大きな違いがありますのでしっかり確認することが重要です。

 

坪単価の落とし穴 その4-建物以外に必要なお金がある


坪単価とは、建物の「本体価格」を床面積で割った数値のことですが、建物本体価格以外にも必要になってくる費用があります。

坪単価30万円台という広告を見て「この価格で建てられるのか」と思っても、別途費用が必ずかかることを忘れないようにしてくださいね。

広告表記の坪単価にはカラクリや落とし穴があって、それだけでは単純に比較ができないということはご理解いただけたでしょうか?

それでも、坪単価が気になるという方は、「自分たちが建てたい家はいくらぐらいで建てられるのか知りたい。」ということですよね。その場合は一度、当社をはじめハウスメーカーにお見積り依頼をしてみてはいかがでしょうか?

基本的にお見積りは無料という会社が大半ですがお見積りを提示する前の設計依頼段階で有料になる会社もありますが、驚くような提案と巡り合えるかもしれません。

もちろんエルクホームズは設計もお見積りも無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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