子どもの成長に合わせて変化、いつでも“ちょうどいい”の間取りとは?
2025.08.14
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#家づくりノウハウ
新築注文住宅を検討されるきっかけに、「子どもが生まれた」「入園・入学を控えている」といったお子さまに関わるタイミングを挙げられる方はとても多く、子育て世代にとって家は“暮らしの土台”とも言える存在です。
しかし、いざ住まいの間取りを考える時に忘れてはいけないのが、子どもは成長するということ。言われてみれば当たり前なことなのですが、
今の年齢や生活スタイルに合わせるだけでなく、「10年後」「15年後」までを見据えて家づくりを進めていくのは、想像以上に難しいものです。
今回は、子どもの成長に合わせてその時々のちょうどいい距離感を保てる間取りの考え方について、実例を踏まえてご紹介します。
子どもが小さなうちは「家族の近さ」を重視
乳幼児期〜小学校低学年くらいまでの子どもは、1人で何かをするというよりは、親のそばで遊んだり、勉強したりする時間が長く、家の中でも常に気配を感じられる間取りが安心です。
例えば、LDKにスタディコーナーを設置してキッチンからも勉強する様子が見えるようにする、リビングの横に自由に遊んだりお昼寝させたりができるタタミコーナーを配置するといった間取りがあります。
家事や作業をしながらでも子どもを見守ることができるため、自然なコミュニケーションも生まれやすくなります。
家事ラク動線で効率的な暮らし、家族が繋がる間取りの住まい
https://www.elkhomes.co.jp/gallery/210228/
ダイニングキッチンのすぐそばに配置されたスタディコーナー。家事をしながらお子様の勉強を見守れる為、お子様の勉強もはかどります。
また、リビング横には小上がりのタタミコーナーも。ちょっと横になったり、遊んだりするのにちょうどいいスペースです。
成長とともに「自分だけの空間」が必要に
小学校高学年〜中学生頃になると、子どもの自立心などが育ち、1人の空間を求め始めます。そこで登場するのが「子ども部屋」です。
現在お子さまが複数いるご家庭や、今は居ない・あるいは1人でも将来的に予定がある場合、
幼少期は兄弟・姉妹で一緒に遊べるように1つの広い空間を用意し、成長に応じて壁や収納などで2部屋に仕切ることのできる「可変性のある間取り」が人気です。
間仕切りの方法は、2段ベッドや可動式収納などの家具で空間を緩く区切ったり、壁や建具を後付けしてしっかりと仕切ったりとさまざまです。
広い空間にしておいて、最初のうちはそこを家族の寝室にすることもあります。
「最初から個室にするか、広い空間をシェアするか」は、家族の考え方や兄弟構成によって変わってくるので、将来像を話し合うことが大切です。
こどもたちも大喜びの、遊び心あふれる機能的な住まい
お子様のお部屋は将来間仕切りができるように設計。壁にはボルダリングウォールを設置し、今はみんなで思い切り遊べる空間、将来は区切ってそれぞれのプライベートゾーンになります。
子どもが独立した後も「無駄にならない空間設計」を
20年後、子どもが家を出たあとのことまで考えると、「子ども部屋がそのまま使われなくなるのはもったいない」という声も多く聞かれます。
無駄にならないようにするには、巣立った後のことも考えて再設計可能な空間にしましょう。
例えば、子供部屋を書斎や趣味のスペースとして活用したり、来客時のゲストルームにしたりすることもできるでしょう。
子ども部屋が大人にも使いやすい場所になるよう設計をしておくと、ライフステージが変わっても“家がフィットし続ける”のです。
特に壁紙やカーテンなどは、ついつい子どもが喜ぶ可愛らしいものを選んでしまいがちですが、シンプルなものを選んでおくと将来のインテリアも困りにくいでしょう。
動線設計が徹底された、メリハリのある家
https://www.elkhomes.co.jp/gallery/200539/
お子様が巣立たれた後のことまで考えた間取りは、ダイニング部分を将来寝室にできるよう設計。今はおもちゃスペースとなっている壁面収納も将来はクローゼットとして利用できます。
今は2階に主寝室がありますが、ダイニング部分を寝室にすることでほぼ1階で生活を完結することができます。
子育て目線で大切な「生活動線」と「収納」
間取りは部屋の配置だけでなく、日常の使いやすさも非常に重要です。特に子育て中のご家庭では、「家事効率」や「モノの片付けやすさ」が暮らしの満足度を大きく左右します。
玄関から水回りへ直通できる、水回りとキッチンが近くに配置されているなど、家事に焦点をあてて考えられた「家事動線」は家事の効率をぐんと高めてくれます。
また、各部屋やスペースをぐるりと回って行き来ができる「回遊動線」も場所から場所への動線が短縮されるため、昨今取り入れられることが多い人気の間取り要素です。
家事動線以外にも、帰宅動線や衛生動線など注目されている動線がさまざまあります。ご家庭に必要な動線はなにかを検討しながら、間取りに組み込んでいくことがおすすめです。
子どもが成長するにつれ、おもちゃ、ランドセル、制服、文具などどんどんと増えていく子供用品。常に住まいをすっきり保つためには、使う場所の近くに収納することがおすすめです。
勉強をリビングのスタディコーナーでするのであれば、よく使う勉強道具や文具はスタディコーナー周辺に収納。ランドセルや上着なども、帰ってきたらすぐ片づけられる場所を設けておくと、床にそのまま置いてある…なんでことも防げます。
まとめ
子どもが小さいうちは「今に合わせた間取り」がしっくりくるかもしれません。でも、子どもは必ず成長し、やがて巣立っていきます。
だからこそ、10年後、20年後も「ちょうどいい」と思える住まいを計画することが、長く満足できる家づくりのポイントの一つです。
エルクホームズには経験豊富な設計士やインテリアコーディネーターが在籍しており、お客様の理想の暮らし方や、家族構成の変化に寄り添える“可変性”を考えながら一邸ずつ自由設計での住まいづくりをご提案しています。
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