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新築を頭金なしで購入するメリットとデメリット

2021.11.18

#お金のハナシ

いつかは新築を購入したいと考えていても、実際にいつ買えばよいのかは判断しづらいものです。新築を建てるために、頭金が絶対に必要だと思っている方もいるでしょう。ところが、近年では頭金なしでも、新築を購入できるようになってきています。貯金が少ない人や現金を残したい人にとってはありがたいですよね。新築購入について、頭金なしで住宅ローンを組むメリットとリスクをご紹介します。

新築購入時の頭金とは何か

新築を購入する際のお金は「頭金」「住宅ローン」「諸費用」の3つに分けられます。そのうち頭金とは住宅価格のうち、自己資金でまかなう部分のことをいいます。自己資金で不足する部分は、住宅ローンを利用して支払うのが一般的です。 新築購入時には、頭金だけではなく、住宅ローン手数料や不動産所得税、登記費用、さらに仲介手数料もかかります。これらのことを、諸費用と呼びます。そして、それ以外にも引越し費用や家具を一式新調、庭の手入れなど新築購入時にはいろいろな出費がかさみます。頭金や住宅ローンだけをみていては、お金が足りないことになりかねませんので注意してください。 頭金について分かったところで、新築を頭金なしで購入したときの、メリットをみていきましょう。

新築を頭金なしで購入するメリット① 手元に現金を残せる

新築を購入する際に、頭金を多く支払うことで住宅ローンの借入額は下げられますが、今すぐ現金が必要になるケースもあるでしょう。一方、頭金なしで住宅ローンを組めば手元に現金が残るので、新築購入後に何らかの事情により所得が減少したとしても、一定期間の生活費を確保できます。借金をしたくないからといって、手持ち金をすべて使うのもリスクがあるのです。

新築を頭金なしで購入するメリット② 賃貸に住んでいる人は、その賃貸料を資金にまわせる

今賃貸に住んでいる人は、賃貸料を払っている分、なかなか貯金にまわすことが難しい方もおられると思います。賃貸を払っている分を、新築の購入資金にまわせるので、生涯家に使うお金を計算するとお得になります。 例えば、新築を購入するために、月7万の賃貸アパートに5年間住み続けたら、420万です。十分頭金になる金額です。賃貸料を払っているのがもったいなく感じるでしょう。

新築を頭金なしで購入するメリット③ 気に入った物件がすぐに買える

新築を買うのは一生の買い物。頭金が貯まるまで新築購入を控えていると、理想に近い物件が売りに出されたときに買うタイミングを逃してしまったり、頭金が貯まったときに欲しい物件がなかなか見つからなかったりする恐れがあります。新築購入を先延ばしにしたために住宅ローン金利が上昇して、結果的に総支払額が増えてしまうというケースも考えられます。 このような場合には、新築を頭金なしで購入した方が良いでしょう。   新築を頭金なしで購入するメリットがわかったところで、次はデメリットについて考えていきます。

新築を頭金なしで購入するデメリット① 利息が増える

利息が増える要因としては、①借入金額 ②金利 ③期間 この3つのいずれかが増えることで利息が増えていきます。 ですので、新築を頭金なしで購入しようとすると、多くの借入金額が必要になります。そのため、その分利息は多くなります。

新築を頭金なしで購入するデメリット② 金利が上がった場合、毎月の支払いが増える

住宅ローンの支払いでは固定金利と変動金利を選ぶことができます。   ・固定金利とは、借り入れたときから、金利がある程度決まっています。よって、安心感があり、毎月の収支計画が立てやすいことがメリットです。しかし、変動金利より少し高めに設定されていることが多いです。   ・変動金利とは、返済中でも金利が見直されます。期間は5年に1度で、どれだけ金利が上昇したとしても125%までですが、はみ出した分は次に繰り越しとなります。リスクもありますが、もともと固定金利よりも低く設定されていることと、金利が上昇しなければ、金利は低いままです。   仮に変動金利を選んだ場合、金利上昇が起きた場合には毎月の支払額が大きくなります。子育ての状況や、親の介護など出費が多い時期だと後悔することになりかねません。 ですので、金利が上がっても問題なく払える余地をつくって計算することをオススメします。その時の状況でぎりぎりの支払いは避けるべきです。

新築を頭金なしで購入するデメリット③ 売却がしにくくなる

買うときには一生、住むだろうと思って建てた新築。しかし、引っ越しや離婚などライフスタイルの変化で、購入した新築を手放す決断をするときがあるかもしれません。住宅ローンを借りている途中で家を売却する場合、家を売却した代金を使ってローンを完済するのが一般的です。頭金を入れずにローンを組むと総返済額が大きくなるので、家の売却代金だけでローンを完済できない可能性が高くなってしまいます。売却代金だけで住宅ローンを完済できないとなると住宅ローンの残りの残高を貯蓄などから捻出しなくてはなりません。

まとめ

頭金を支払うべきかどうかに正解はありません。十分な頭金を用意したほうが返済は楽になりますが、貯金に時間がかかり新築購入が遅れてしまうと、完済年齢が遅くなり老後の生活に支障をきたすかもしれません。新築購入を頭金ありかなしかを考えるにあたっては、今あなたがどういった生活をしていて、今後どういった生活をしていきたいかをまず考えるといいでしょう。 例えば、お互い一人暮らしをしている新婚カップルの場合だと、2人分の賃料を払うより頭金なしで、はやく新築を購入したほうが、生涯の家にかけるお金は少なくなるかもしれません。 また、今は家族と同居暮らしで家賃が掛かってない場合は、頭金を確実に貯めながら良い物件を探すほうがよさそうですよね。 今回は、新築購入について、頭金なしで住宅ローンを組むメリットとリスクをご紹介しました。あなたが思い描くライフプランを考えて新築購入を検討してみましょう。   エルクホームズでは、ライフプランを含めた家づくりのヒアリング・ご提案を行っています。将来的に、新築購入を考えられている方はお気軽にお近くの展示場にお越し下さい。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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