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坪単価は安易に比較できない?坪単価で各社見積をきちんと比較する方法

2022.01.20

#お金のハナシ

以前記載した「坪単価には十分ご注意を!」で坪単価とはどんな単価なのかをご紹介いたしました。

(ブログ/坪単価には十分ご注意を!-坪単価を理解しよう/)

今回は実際に複数の住宅会社から提示された見積もりをどのようにすれば、正確な坪単価として比較できるのかを深堀りしたいと思います。

1.坪単価は家の本体価格で比較する

複数の住宅メーカーから建物の見積もりを入手すると、全体金額についてはすぐに順位を確認することができます。

しかし全体の見積金額では提案されたプランの面積も見積もりに算入された内容もばらばらのまま比較することになるので、より綿密に計上した住宅メーカーほど金額は高くなってしまいます。

そのため坪単価を計算するためにはカーテンや家具、エクステリアなど付帯工事を除く、その建物を建築するための必要最低限の金額である「本体価格」で比較します。

この本体価格ならば使用される材料等の違いはあるものの、建物を建てるのに必要な金額のみで確認できるからなのです。

 

2.坪数を計算する面積基準を統一する

以前のブログにも登場しましたが、坪数を計算するには「床面積」もしくは「施工面積」のいずれかが用いられます。

(ブログ/坪単価には十分ご注意を!-坪単価を理解しよう/)

つまりこの面積基準を統一しない限りは同じ基準で坪数を算定できないことになります。

では「床面積」「施工面積」どちらで統一したほうが良いのでしょうか?

「床面積」への算入部位は建築基準法で定められているのですが、建物の大きさを示す「施工面積」はどの部位まで算入するかは、実は各住宅メーカーに委ねられています。

そのため同じ基準で比較したい場合は「床面積」を利用した坪数で計算したほうが統一しやすいと考えられます。

ただし床面積に入らない「バルコニー」「吹抜」「小屋裏収納」など間取りが各社の提案がばらばらの場合は「この部位は面積に入れる」という基準を統一した「施工面積」で比較するとよいと思います。

3.坪単価を使った金額調整で注意すること

 

本体価格を床面積から計算した坪数で割って計算した坪単価ですが、実はある傾向があります。

それは坪数の小さい建物ほど坪単価が高くなり、大きい建物ほど安くなるのです。

これは住宅の本体価格には大きさに関係のない「固定費」と大きさに連動した「変動費」があるからです。

本体価格に含まれるものにはどんな間取りでも必ず含まれる「キッチン」や「UB」などの水回りや法律で定められた換気設備などがあります。

これらは「固定費」であり大きさに関わらず一定の金額を本体価格に占めています。

一方で建物が大きくなればなるほど金額が大きくなる屋根材や外壁材、床材などが「変動費」となります。

一定の固定費と大きさに連動する変動費があるので、建物が大きくなればなるほど坪単価に占める固定費の割合が小さくなり坪単価は安くなるのです。

金額調整のために坪単価を目安として床面積を小さくする場合は、この固定費の影響を見込んで試算するとよいでしょう。

 

このように複数の住宅メーカーの見積もりを坪単価で比較するためには、基準を統一するための準備が不可欠となります。

きちんと計算した坪単価ならば、「この基本仕様でこんな坪単価の家が手に入るのか」と住宅メーカーの金額に対する素の評価がきちんと下すことができます。

是非参考にしてください。

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